2025 SEASON ROUND 3
レーストラック&
見どころ解説
レーストラック解説|
R3大阪
R3大阪のトラックは、都市の空を舞台にしたダイナミックなコースが特徴です。
パイロットは一瞬の判断と精密な操縦を求められ、観客にとっても手に汗握るシーンが連続します。
ここでは、注目すべき3つのポイントをご紹介します。
【見どころ①:ブラインド・クライム(Blind Climb) 】
セクション:ゲート5(パイロンE)|High Turn 500ft
コース前半にある最大の難所です。時速400kmに迫るスピードでパイロンに突入し、水平飛行から上昇ターンに入ります。
しかし、コクピットからターンポイントが見えないため、“心の目”で操作を行う必要があります。
技術解説
視界にパイロンが入らないまま秒速100mで突入するため、わずか0.1秒の遅れでも前方に10m進行し、0.2秒のタイムロスにつながります。逆に旋回が早すぎると「クライミング・ペナルティ」を受けるため、操作タイミングの正確さが勝負を分けます。
一見シンプルな上昇ターンに見えますが、実際にはパイロットが見えないパイロンを“心眼”で捉える繊細な技術が求められます。
【見どころ②:スウィング・ブレイク(Swing Break) 】
セクション:ゲート8|Low Turn 250ft(ハイターン直後の高速旋回)
ハイターン直後に訪れる、最も強いG負荷がかかる区間です。ここでは右旋回に入る前に「一度左へスウィング」することで、理想的な進入角をつくる高度なテクニックが試されます。
技術解説
左へのスウィングによって角度をとることで、次の右旋回を理想的な進入角度でクリアできます。ただしスウィングが深すぎると過大なGがかかり、減速やオーバーG(12G超)による即失格のリスクがあります。機体とパイロットの限界ギリギリで、角度とスピードの最適解を探る攻防が繰り広げられます。
【見どころ③:リズムチェイン(Rhythm Chain) 】
セクション:ゲート10-11|連続ターン(ビッグエイト)
通称「ビッグエイト」と呼ばれる2連続ターンです。ここではタイムではなく、リズムが勝敗を分けます。
技術解説
リズムに乗ってスムーズに切り返せれば、加速を維持したまま次のハイターンへとつなげることができます。しかしリズムが崩れると速度が10km/h以上低下し、ゲート12のハイターンで失速。その影響は最終セクターまで及び、0.5〜1.0秒以上の遅れとなって表れます。機体がリズム良く切り返されることで生まれる美しい“空のスイッチバック”が見どころとなります。逆にリズムを外した瞬間に一気に失速するため、パイロットの集中力とリズム感に注目することで観戦の面白さがさらに広がります。
計測されたフライトデータをもとに勝敗が決定。
公式YouTubeチャンネルで無料配信されるため、スマホやPCで気軽に観戦できます。
場所を選ばず、誰でも参加できる新たなモータースポーツ体験を提供します。
ホストシティの公式観戦会場では、大画面でのダイナミックな映像とともに、
スマートフォンやヘッドマウントディスプレイを使って、
都市や自然の風景の中にレース機が飛び交う様子を体感できます。
エンジン音、空気を切るスピード感、パイロンを通過する瞬間のスリル――AIR RACE Xならではの最もダイナミックなレース観戦をリアルな会場で直接体験できます。